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ツネイシグリーンエナジー、木質バイオマス発電所を建設、2024年度内の発電所稼働を目指し、神石高原町と連携協定を締結
2021.02.08
ツネイシグリーンエナジーは、資源エネルギー庁のFIT制度(固定価格買取制度)の認定を見込み、木質バイオマスガス化発電所を建設する。
発電規模は800kWで、設備投資額は約8億円。年間発電量は480万kWh(一般家庭約1,500世帯分)を想定している。中国電力ネットワーク(株)から送電線を確保することが課題としてあるが、2021年度中にFIT制度認定の申請を目指し、24年度の発電所稼働に向けた取り組みに着手した。
2021年2月8日に神石高原町(入江嘉則町長)と「地域資源循環の実現に関する連携協定」を締結。町内産の木材チップを100%利用する方針で、地元林業事業所の活用や雇用創出などのほか、副産物であるバイオ炭を農地に還元し、土壌改良材として使用するなど、資源の地元循環を図る。さらに町内の宿泊・観光施設において、バイオマス発電設備による電力、熱の安定した供給が実現すれば、同町との災害連携などについても検討していく。
ツネイシグリーンエナジーは、バイオマス発電以外にも水力や太陽光発電などの再生エネルギー事業に取り組んでおり、フィリピンに置いて、バイオマス燃料となるネピアグラスという牧草からペレットを製造するなど、バイオマス燃料の輸入・製造・販売事業を検討している。